2004-01-01から1年間の記事一覧

ラフォーレに初めてはいる

ネット上で気になっていた郡司侑祐くんが ラフォーレ原宿のSheepという服屋で展示で 初日はいるというので、行ってきた ホームページにある絵より良くなっていて、 すごく色がきれいだった ちょっと話したら大きい絵は描くのが初めてだそうだ 服屋から夜のイ…

部屋の大掃除し始めた ものがあふれて海になった部屋

僕は押し入れにふとんをひいて眠るようになる 穴のなかで眠ると落ち着く 「ある日」 ある詩人が言った 大切なのはすべてを見せることではなく すべてを見ることだと ごった煮になった溶鉱炉の中では 七色の液体が波打つようにうねり いったいどんな色のどん…

「誰も知らない」を見て

涙がない 朝起きる時に母親が流すひとつしずくの涙しかない 渇いている YOUが出ている時のこれはフィクションなんですよという 世界から母親が去ってからの子供だけの世界のリアリティに引き込まれていく構成のすばらしさ ただだまって耐え続ける兄妹たちの…

吉増剛造イベント報告 多摩美編

吉増剛造の声は優しかった ポーブロスの音をやさしく抱きとめる 抱きとめる ふんわりと詩をつかって、たどりつこうとする場所は その場所は 僕はそれを瞳の扉をひらいて見つめる 眼球が世界になってしまうようにして 世界の叫び音のかたちをなぞるような朗読…

吉増剛造イベント報告

音が泳いでいた 深海で 深海なんてメタファーつかって 深海なんて行ったことあるのかよ エレキギターを弓で弾いた時 青い火花が見えたんですけど それはもう洪水みたいで 彼の音楽は世界をつかんでいた 詩は読まれることで生きると感じていた でも意味の張り…

春の道 薄暗いバー

スペインかどっかの片田舎でさ 小さな現代美術館に行った時なんだけど やってきたはいいけど どこに美術館があるか全然わからなくってさ こまっちゃって 一軒のバーに入ったわけ、 そんでカウンターに腰かけてコーヒー一杯頼んで しゃべれないスペイン語でも…

明治神宮に行く 大きな樹があって 緑の冷気が漂っている とがった実をたくさん拾ってポケットいっぱいに詰める 種だ 種をまく

過去の言葉

過去の言葉は更新されます 「黄金(こがね)くアルプスが」 朝に 鱗粉を香(かぐ)わす アルプスが 霧透の果てに のぞかせる 天の香り <アルプスが> <天(あま)く香る> 朝日のきれっぱしが 粉々になって 雪花を散らす アルプスが 黄金(こがね)く 朝に 天…

メモ

ほそぼそと 香りのない眼で 慕うように唇を震わす 触れた跡が記憶を吸って あわあわと膨らんで ぽつぽつぽつと実をつける きみは願うだろうか その肉のなかに咲く花のふくよかな花びらの 染めた時を そこにながれた熱の引いた線の 結び目を きみに近づくと僕…

芳名帳

芳名帳です 感想等どうぞ