■
こちらに移行します
息間
私を透かして、
青い葉脈のヒカリノ合間ニ
子どもを宿して、
私は木の葉の舟の舞い落ちる
黄色い袖を差し伸べる
月は手折る指を宝玉の虚に攫い
心のあばら骨を擽る内の手に曳かれて
黄緑の夢の呼吸、
青草の息に海髪がふれる
深遠を歩く宇宙の雪のほとりで見た
ブリキの舌の跳ねる音
見えない水の音
天 (アマ) ノ色ガ あんまりうつくしいカラ
黒の透明性
まるで地球の髭にふれた
アマ色ノ 夕焼けが見える
谷中墓地の赤
■
gi ri gi ri de tunagi to me ta a na ta no sonnzai wo so me te ko ko ro wa yuku