吉増剛造イベント報告 多摩美編
吉増剛造の声は優しかった ポーブロスの音をやさしく抱きとめる 抱きとめる ふんわりと詩をつかって、たどりつこうとする場所は その場所は 僕はそれを瞳の扉をひらいて見つめる 眼球が世界になってしまうようにして 世界の叫び音のかたちをなぞるような朗読 それに僕はふれる 意味 はもう崩れ去っている 若い力は最初にすべてを賭け燃え尽きる 歳経た力は最後にすべてを託す これは世界の傾向のひとつです 僕は昨日でもうお腹一杯だったから渋谷に水曜1000円で見れる「誰も知らない」を見に 行こうかと、僕の話を聞いて多摩美に行くことにした弟といっしょに駅まで行った 駅のホームまできて迷いはじめていた僕は八王子行きの電車に乗ってた 吉増剛造の朗読にはまだ先があるはずだ僕はそれが聞きたかったんだ 朗読後のパーティーでただひとりの部外者でただひとり2日連続で聞いたぼくは ポーブロスさんに作品ファイル見せて、真実に向かって入りこんでゆくみたい、なこと 言われて、きみのパフォーマンス見たいって言うからパフォーマンスのDVDあげて、 吉増さんとマリリアさんにもファイル見せてパフォーマンスの映像を送るから、と名刺 もらって、ああきょうはいい1日だった