可能性は無辜だ

























わたくしの 想いの 塵の
ようなものは カラカラに
かわいて くずれおちた
空の 破片となった
鏡 、光の 対象者としての
ツトメ 、風橋に響きわたる
小雨の 破片が映す
寄る辺ない眼 が
さすらう海峡に
ぽつ ぽつ と 雨が すいよせられる
もぐった わたくしは