宇宙樹のたもとで
ヒラ 木の カナシミの シミ くだらない 木屑の泡が 香り やわらかな おが屑の 微かに湿った 永遠の温床 昼寝のあとの 木漏れ網目の日かりを やさしくかけて どこにも のぼらない夕暮れの 溶けた太陽の まっかな濡れ眼を見つめて 隠された夕影の草場に落とした 人々を結ぶ 新鉄の埃 結い紐 祈りこぼした 夕焼けの ナミダ が 空を赤く染めて 茜の地平はまっぷたつに コガネを鳴らし 剃刀みたいな 夕日のこぼれがねが 頬の肌を打ち うっすらと ぬくもりを残していった そして夜のてびきで 闇に濡れた僕は わらった Bump of chicken の「車輪の唄」は僕の中に残ってしまった
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