ぼくのリアルとぼくのなかのリアル































ダンスをおどってみましょう
くるりと
やわらかなやみにつつまれた
月の瞳に見つめられて
落し物が音もなく気持ちのいい絨毯にひろわれて
ステップはしずかに
月の水滴が
しずくになって暗い湖面をはじくみたいに
やみに生まれた波紋が
残っていくように

だまっていたっていいんだよ
正球の氷を口のなかでころがしつづけるみたいに
つめたさがとけていくぬくもりがひえた
舌
やさしいやみに抱かれて
ねむることをやめてしまった

のどが渇いた
でも水分がほしいわけじゃないんだ
こころにたちのぼる蜃気楼が渇いてしまったんだ
のどをうるわす言葉がほしい
かなしい蜃気楼が腹底に沈んで
それを消化しようとしている
こころをうるわす言葉を吐かしてほしい
そして溶けた氷飴でその霧を晴らしてほしい
そんなこといったって
その丸い氷が映すのは現実だけだし
そのなかに凍っているのも真実だけなんだ
ぼくにできるのはただその飴を舐めつづけることだけ
なんの味もしない
甘い味のする
ビー玉


























 


ユーリ・ノルシュテインのDVD買う
最高のアニメーション。 
突き抜けたリアリティと 
映像詩 
ノルシュテインの言う「痛み」に 
こころ震わされます 
すべての人におすすめ 

買いましたあまりにすごかったやはり 
現代における最高の表現だと思うほんと 

「あおさぎと鶴」「霧につつまれたハリネズミ」「話の話」が特に好き

ノルシュテインの「話の話」を見ながら
クリームチーズとクラッカーと
粒マスタードつけたソーセージ
赤ワインを飲む

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