自転速度に重なる




 
 
 
 
 

きみが世界に含まれてるってことは
もうそれは崩れゆく大地とか
そうゆうぐわんぐわん回ってる世界の一部だってことは
まぎれもない事実として
あなたの中に流れてるんですよ
そう引き出しの中の
うごめいてるそいつとかね



世界の手をにぎれ
つかんではなすな

よぞらの落下速度とか

そらが覆いかぶさってくる途中で



甘えたいみたいですよ

なんでかしらん
この膨れた内洞は回転するような流れをもっている
痛みの質がちがうというか
なんというか
ただ黙ってはいられないってことは同じ
待つってことになってるよ

待つもの
待ちびと来らず

そうどうしたいかってことだ
灰色コンクリートのざらついた
のこり

待つならば
すすめるならばすすめ
どこへ
うん

わかんない
わかんないが入ってるのかこの中には
じゃ出してやろ
だしてやろ





雨を引き入れる



空想空夢パラダイス






休学して精神病院に入院していた友達とばったり
休講になった講議の部屋の前で会った
すごくうれしかった
元気になっていて色々話した
5月ごろいっしょにパフォーマンスした娘なんだけど
いろいろ重なってパフォーマンスしてから一ヶ月経たない内に
田舎に帰って入院してたんだ
9階の閉鎖病棟に2ヶ月ぐらいいたんだって
パフォーマンスがきっかけで入院したんじゃなかろうかと
気を病んでいたけどそれは全然ないと言ってたけど
やっぱりひとつの要素ではあったと思う
でも元気になっていてよかった