2005-04-19から1日間の記事一覧

乾いた薄布地−聴診器の眠り

愛って玉が転がりおちた 水球のような濡れた硝子球のなか 真っ赤な金魚の尾ひれのような緋色があって 血の混じるような生の転がりをかんじる 這う舌のたどる濡れた道 一方にぎあう歓楽街の明かりを避けるように 蚊取り線香の逃げていく煙は曲がりくねり 僕は…