藁日

あのアルト−でさえ、自己の偽りたる存在を知っていたとは、ランボーしかり
全ての健康たるものの存在にくるみとられ、染まりきった私はその芸術とかいう奴もまったくその一端を成し、全てを燃やしつくし、死の床についたすべての人間
伝えるということの鼻糞さ、伝えるということのまったくの不可能さ、芸術家なんて
ものにはけしてなってはならない、ただ生存からの脱出が生存に成りうるか、まったくの自己の不甲斐なさ、
健康的な思考!それこそがもっとも恐ろしい腐敗、窓の外に投げ捨てられる身体の代わりになるものをどうにか、記念碑的に発祥すること、
愛などと僕が口にできるだろうか、愛を具現できないものに愛を語れるだろうか、死ねと僕は自分に向かって言うことの笑みなんかではなく、私がせめて生きている時にあなたに言葉を送りたい、角に向かって落ちていく、発狂が閉じ込められた部屋、発叫が響きわたる箱、その角に鳴る脳鐘の打突の反明こそが手がかりだ







根本的な問題は妥協
他者にではなく、
自己に対する妥協心こそが、憎悪すべき対象だ


燃えさかる迷心の手立てが探る橋に立って、