立チアガル異界ニテ揺蕩ウ




















内象の言葉 の音 を透してつながる言場で

交わされる時空

そこに浸る時 の反映に照らされたあなたは

私 という距離をとびこえて私の中に在る

<距離の消失>

それは魂というものの明かりなのだろうか

心の噐に映る

うすらかに光りだすあなた 

燈が覆ったあなた を見つめることができる私の眼

生の垣根を越えて届く

溶けだした魂の交歓

<すべてが開かれ>

<すべてが赦されている>

時場 においてあなたとわたしは一つ









 

しかしあなたはいつでもその異界において独り揺蕩っている