四角い白い角
四角の角の部分 白いとがった端っこに立つことは そこに行こうとすることではない そのイメージを喚起する 流れの穂先き 滑走路たる 日常 = 物語 から迷いこんでしまった 整地、聖地 混線した意識 イメージ(精神として)と行為(肉体として)の交差地点 その濁流のような生の流れ 物語を読み解くことは ただ生きること 川の流れの中で 溺れないように必死でどこかを掴もうとするときは 川を知らない 知れない 川に乗って流れる時 川を知っている 川になっている (つまりそれは無理してるんだ) ルート、 別の道 ほんとはそっちに行きたかった道に行けばいい 運ばれて行く場所は過去の幻影ではなく 今の幻影の真下 川=流れは僕の体も通過しているし きみの体も通過している 精神もそこに流れている つまりきみが流れ だし 僕も流れ だ 流れの先端となって そのアンテナとして 水のある場所を探り当てる そういうことじゃないだろうか イメージは産み落とされたりする それを肉体が受けとっている 記憶という肉体のもつ文章 閉鎖した声 必然の響きしか聞こえない 僕は僕の上に立って ただ行為とイメージが重なった 時をゆく 溶けている今と僕との関係性 等価 透過 白い部屋 人という器の問題もあるけれど そのひとの立っている場所というのがとても重要です 居場所 きみの居場所はどこですか? まあやらなければならないことが 先の方を突っ走っていっちゃってるときは 気分よくなるよ 自分の一部が離れて行って 軽くなっているから ちょっと浮かんだりするんだろう