2004-11-11 紫陽花の骨 紫陽花の骨はそのうすらぐ存在の かろやかさを示す ほこりへと帰っていく光りの過程 ひいるの群れが羽を休め 粉めいたひかりを散らす 枯れた薄羽色の やわいだ触れ先が たおやかに うっすらと瞳からつながる心の線を なでていく